どうも!パ〜ヤンです。
就職活動で目指したい企業は人それぞれだと思います。
大手企業から中小企業・ベンチャー企業まで幅広くあります。
その中でも「ベンチャー企業しか就職は考えていません!」
という就活生もいるでしょう。
- キラキラしている
- 仕事の裁量も自分に任してくれそう
- 成長するスピードが圧倒的に速そう
- すぐに昇進ができそう
- バリバリ成果を上げて転職してやる!!
確かにベンチャー企業って響きがかっこいいですよね。
ボクがベンチャー企業に持っていた印象もみなさんと似ています。
ただ、一つ言いたいのが「ベンチャーだからって夢も希望もあるわけじゃねえぞ」
と言いたいんです。
目次
就職活動でベンチャー企業の就職をやめようと思った理由
正直なところ最初はベンチャー企業への就職1本で考えていました。
その理由が「自分の成長スピードが速いから!」これに尽きます。
ベンチャー企業は与えられる裁量も大きく自分たちの手で会社を動かしていくといった印象があると思います。
そんな風に考えていたボクも最初の方の企業説明会ではベンチャー企業ばかり見に行っていました。
だけどイマイチ説明会へ行ってもピンとこない。
でツテをたどって実際にベンチャー起業で働いている方にも話を聞いてみたりもしました。
ベンチャー1本で就活を考えていたボクがベンチャー企業をやめたのには3つの理由があります。
労働時間が尋常じゃないくらいやばそうだと感じた

「若いうちなら何時間でも働いてやる!」気持ちのボクだったんです。
しかし、いざ説明会やOB訪問で話を聞きに行くと大体のベンチャー企業は労働時間が尋常じゃなかったんです。
実際にボクが聞いた中で一番やばいと思ったのはあるITベンチャーで働く25歳の方の話です。
その方は僕よりも立派なMARCHの大学を出て学歴も優秀。
就活で目指したのは、「成長スピードと与えられる裁量が多い」ということで大手企業の内定を捨てベンチャー起業へと就職したそうです。
しかし、そのあとの話がエグかった。
「朝7時に会社に出社して夜中まで働いて〜・・・」
ここまでだったら僕も「まあ許容範囲だ」と思ってたんですけど、次の言葉を聞いてびっくりしました。
この方はこの生活を新卒から約3年続けていたそうです。
いくらなんでもこの生活を3年はきつい。
さらには土日出勤もあったそう。しかも残業代なんてもちろんでない。
しかも夜中までというのも午前1時や2時でそこから自費でタクシー。
もちろんベンチャー企業は福利厚生が大手企業に比べて弱いのでタクシーでの帰宅が自費持ちとは辛いものです。
さすがに体がぶっ壊れそうと思ったのも理由です。
実際に大きな裁量を任せられることは少なそうだと感じた。

「早いうちから大きな仕事がしたい」そう考えている就活生も多いでしょう。
ベンチャー企業こそ、そんなイメージがあると思います。
ただベンチャー企業の中にも「実際大手とあんま変わらないじゃん。」という企業もあります。
本当に大きな裁量を任せてくれそうな企業は人数が10人〜30人ほどのベンチャー企業。
もちろん、そうでないベンチャー企業も沢山あります。
ただ「ベンチャー企業は裁量が大きな仕事を任せてくれる!」といった認識は取り除いた方がいいでしょう。
実際に就活サイトなんかを見るとそのように書いてあるものは多くありますが必ずしもベンチャー企業全部がそうではありません。
転職が難しい

これは僕の率直な気持ちだったんです。
「転職」というワードは聞くと仕事を変えることですが、キャリアアップの転職を将来考えていました。
それを色んな先輩や目指している業界の知り合いの方に話したらみなさんにこぞって言われました。
「だったらベンチャーは辞めとけ。」
その理由が、「何か本当に大きな功績を残さない限りは難しい。」
さらには「ベンチャーは倒産した時に次の転職を見つけるのは結構難しい。」
そう言われてしまったんです。
いやはやこれで心が折れてしまうボクも情けないですが、それならと思いこれをもとにした就活における企業の軸を見直せたのは大きかったです。
ベンチャー企業をやめて目指した就職活動の軸
そしてボクがこの経験をして目指した就職活動の軸が以下の3つでした。
- ベンチャースピリットを持った大手・中小企業
- 頼むからホワイト企業
- 給料高め
- 転職が強め
実際には、こんなことベンチャー企業で働く方や経験している人からすれば「お前なめてんのか」と言われるかもしれないです。
だけどこれでよかったんです。
そうこれでよかった。
さすがに体はぶっ壊せない。
ベンチャー企業を目指している就活生にひとこと言いたい
実際にボクはこのような理由でベンチャー企業への就職はやめてしまったんですが、だからと言ってベンチャー企業が悪いと思っているわけではありません。
ただ「ベンチャー企業こそさらに見定めることが必要」です。
もちろん、このご時世ですからどんな企業であってもいつ経営が傾くかなんてわかりません。
しかし、やみくもに気持ちだけが先行して就職してから後悔するかもしれない可能性もなくはないです。
「あの時もっと大手企業・中小企業も見ておけばよかった。」
「すぐ内定が出たからと言って就活をやめなければよかった。」
ベンチャー企業を目指している人も視野を広げてみて「大手企業・中小企業」を見ることもとても大切なことですよ。
ベンチャー企業にはそれだけのリスクがあるわけですから。
就活生にはそれぞれの就活のドラマがあると思いますが視野を広げて見てみるのも大切であるといえるでしょう。