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【レビュー】映画「何者」は就職活動の闇を鮮明に描いていた

 

どうも!ぱ〜やんです。

先日公開された映画「何者」を早速みてきました。

今年彼らと同じように就職活動をしていた身としては、とても考えさせられるシーンがたくさんありました。 

映画「何者」カンタンなあらすじ

大学生の就職活動を物語にした作品。

主人公の拓人は友達の幸太郎とルームシェアをしている。

そこに留学から帰ってきた瑞月と久しぶりの再会を果たし、迫る就職活動に向け瑞月の友達、理香・その彼氏の隆良が同棲している部屋を「就職活動対策本部」としてするのであった

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登場人物

二宮拓人 (佐藤健)

大学時代は、主に演劇サークルで活動。就活を機に演劇を辞めてしまう。

他人を観察するのが好きで、その度に相手を分析している。

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神谷光太郎(菅田将暉)

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主人公の拓人とルームシェアをしている。

サークルではバンド活動をしており、明るい性格の持ち主。

瑞月と昔付き合っていた。

田名部瑞月(有村架純)

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留学をしていて、就職活動を機に帰国してきた。

光太郎の元カノで拓人が密かに恋心を抱いている人物。

小早川理香(二階堂ふみ)

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瑞月の留学先の友達で拓人と光太郎と同じ家の上の階に住んでいる。

就職活動に対し様々な準備やOB訪問を沢山したりする。

いわゆる「意識高い系女子」。

宮本隆良(岡田将生)

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理香の彼氏で付き合って3週間で同棲を始めている。

就職活動に対し否定的な面を持ち、常に「自分はできる人間」と思っている。

 

サワ先輩(山田孝之)

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拓人のバイト先の先輩で大学院で学ぶ理系の院生。 

就活の闇を考えさせられた作品

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主に、5人の就職活動を描いた作品であるが、一言で表すと「闇」でした。

私自身が今年就職活動をしていた身として色々なシーンがリアルに見えて、考えさせられることが多かったです。

リクルートスーツで展示会型の説明会のシーンなんかは、「まさに就活だな〜」と感じました。

拓人の闇

主人公の拓人はいつも他人を分析して、自分を正当化するがのごとく相手を蔑みます。

Twitterの裏アカウントに人の粗を書き込んだりするシーンはまさにリアルでした。

そう感じたのは、実際にそのような人をこの目で見たことがあるからです。

ただ、彼がそのような行動に走る姿もなんとなくわからなくもなかったです。

就職活動中は「内定が欲しい!」という衝動に誰だってかられる。

そんな時に「誰かより自分は優れている」と考えなくては、やっていけない。

ただ、拓人は最後まで自分のやっているその行為こそが間違いだと気付かなかった所は「悲しい人間」という見方になってしまった。

理香のような人物が就職活動で一番イヤな存在

 

理香は就職活動に自信満々な感じの人物です。

就職活動対策やら「私はもうこれでOB訪問20人目だ〜!」なんてシーンも今年就職活動をしていた私にとっては就活あるあるでした。

SNSで就活しているアピールをするその姿はまさに周りからの自己承認欲求の塊。

ただ、そのような人に限って内定がもらえていないのもこれまたリアルでした。

 

光太郎のような存在が就職活動で光る

私がこの6人の中で一番共感したのが「光太郎」でした。

彼は、バンドサークルにひたすら打ち込み、バカではあるが素直。

自分の弱さをしっかりわかっている人間だなと。

事実、彼は就職活動で行きたい業界を絞り、第一志望は叶わなかったが、それでも出版業界に就職できた。

光太郎の内定祝いを拓人のバイト先で二人で祝うシーンは光と闇でした。

隆良のように「自分は他とは違う」と勘違いしてはいけない

隆良は「自分は他人より優れている」「自分の考えは正しい」まさに自分のことをクリエイティブだと思っている。

就職活動をしていて、このような存在も度々見かけることがありました。

だが、しかし彼もまた他人を論破することで自分という存在を正当化していて認めてほしい。

口だけは達者で、すごい人のアフターパーティーに参加しただけで、あたかも自分も同じ存在である人って実際にいますよね。

何者は就活を題材にした人間の闇が見える作品 

あくまで就活を題材にしていますが、怖いのはその就活で人間の闇が見えてくる所。

確かに、就活は人間本人の闇が垣間見えることがあります。

なんなら、内定をもらった人間は憎い存在に見え、内定をもらった方は「就活は〜だからさ〜」なんて上からの目線のアドバイスをしてくる。

別に就職活動に、正解も不正解もない。

ただ、人間の闇が見えることはある。

作中でも主人公の拓人がTwitterの裏アカウントで他人を蔑むようなツイートを繰り返して、自分を正当化するシーンが一番「闇」を感じた。

 

これから就職活動する人に向けて

大学3年生の人なんか、これ見たら「就活って闇だな〜」て感じますけど、改めて言いますよ・・・・。

就活は闇ばっかです!!

だから、別に嫌だったら就活しなくてもいいと思う。

ただ、「何者」で描いているシーンは本当にリアルであると思うし、学べる部分も沢山ある。

来年から就職活動をする人は是非見ておいて方がいい作品であると言えます。

 

まとめ

個人的には、とても深く人間の闇に考えさせられた作品でした。

見終わった後のどんより感はとても重く、内容も重たい作品です。

ですが、このような感情をあまり抱かない人にとっては興味深い作品でした。

ラストシーンなども深く作りこまれていて、最後まで目が離せない心理的映画です。

小説を見たことがなかったので、早速小説も購入してしまいました。

「何者」のアフターストーリーを描いた「何様」も必見。

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